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大変位 従来の磁性体と比較すると、最大40倍の変位を示します。
大出力 高エネルギー密度を持つため小型化が可能です。
エネルギー変換効率 他の磁性体と比較すると56%と高い電気/機械エネルギー変換効率。
駆動温度範囲 −20〜100℃で駆動。
駆動電圧 10Vオーダーで駆動。
長寿命 8年間のフィールドテストでも劣化が見られません。
高速応答性 磁場の変化に対し、100μsecオーダーで応答。
反応周波数 150〜18KHz。
テルフェノールーDの特性
正規輸入代理店
株式会社 日本メディカルサービス
〒150-0045 東京都渋谷区神泉町18-8
TEL 03-3476-2921 FAX 03-3476-2922


ソリッドドライブの心臓部にはテルビウムとディスプロシウム及び鉄からなるテルフェノールDと呼ばれる単結晶超強磁性体が用いられており、この磁性体は1秒間に20,000回も振動し、従来のピエゾ系セラミック(piezoceracics)の2〜5倍は強力な磁性体と言われています。

この磁性体は米国海軍研究所で潜水艦用の強力なソナー信号を発する物質として1990年代に数百万ドルを投資して開発され、音響的にこのソナーは単一発振機として210dBを越す信号音を出し、力学的には直径2.5インチの棒状のテルフェノールDは50,000ポンドに相当する力を発すると言われています。

このような磁場に非常に強力に、またすばやく反応する稀有な性質を持つ物質のため、ガラス、アクリルなどの硬い表面全体を音割れなどすること無しに良質なスピーカーに変換することができます。

近年この物質は米国海軍の戦略リストから除外されたため一般の企業でも民生用に使用することができるようになりました。

このスマートマティリアルと呼ばれる希少金属はノイズキャンセラーや水中音響装置などを初め、様々な機器に応用されるようになってきました。

余談ですが、2003年8月5日の米ワシントンタイムズ紙は米国防省の報告内容として「アイオワ州立大学の中国
留学生2人が最近、テルフェノール-Dという特殊の金属技術を搾取し、中国軍に提供した」と伝えています。
ソリッドドライブの心臓部